大町市常盤の住宅です。積雪量の多い地域
での住まいは、その風体を方向づけます。
そして、すでに深刻な少子高齢化社会が
始まっている状況の中で、これからの
住まいはその地域性の中から新たな価値観を
見出す必要があります。
バリアフリー、次世代省エネ基準を満たし、
太陽光発電システムとの連携は将来にわたり
低ランニングコストの生活を可能とし、
南の庭に植えられた桂の木は夏の木陰と
外気のクールダウン化を可能とします。
北安曇の厳しい冬の季節、この住まいの
快適な内部環境は、コンパクトでいながら
密度の濃い空間を内包しながら、なにより
開放的な身体の自由を保証し、そして
より親密な家族の絆を作っていきます。